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友人つるさん(仮)から頂きました!
じゃんじゃん書くと良いと思う!
そろそろ(仮)は要らないんじゃないかなと思ってきました。
KGNですよ! それもP+M←Bですよ!
マジックがちょっとお上品しゃべりじゃないところも新鮮で良い感じです。
次も待ってます!
個別行動の多い者が珍しく団体で作戦に臨むことになり(一機で小隊どころか頑張れば大隊単位で潰せるっていうのにどうしてわざわざ仲良しごっこをしなくちゃならない?)、そうなると不慣れなものだからそれなりに作戦も綿密にということになる。
とは云っても指示の殆どが「ここでおとなしく待機、周りにばれない迷惑かけない、おやつはE缶一個まで」なので正直遠足気分であることは否めない。そもそも一堂に会することがこのところでは珍しいというのもあって、浮かれた気分と言えないこともなかった。
そうかこれが浮かれているということか、と少し新鮮に思いながら、マジックはテーブルの上に並ぶ敵部隊を示すチップを、誰も見ていない間に二倍にしたらどうだろうなどということを割と真剣に考えていた。色を変えてみるとか? 景気がよくていいことじゃないか?
「聞いてんのか、マジック」
「あァ、すいません」
横に立っていたものに声をかけられて目をぱちぱちとしばたたかせる。
「全然聞いてませんでした」
「どうせいらんこと考えてたんだろ」
「失礼な」
呆れた風に溜め息を吐いたパイレーツが、いいか、とマジックの腰に手をまわして引き寄せ、ちょうどパイレーツのかげになるようなあたりを示した。
「こっからコールド出てくるからつっこまない邪魔すんなっつったんだよ」
「そンくらいわかってますよアタマの悪い犬扱いですかい」
「お前はどっちかつーとネコだろ」
「なお悪い」
ぶっとむくれれてみせればパイレーツはけらけらと笑い、マジックの腰をぎゅうと掴んだ。思わず、ひゃあ、と変な声がでる。
「何しやがりますかい!」
「愛情表現?」
「うわ重ッ! 重っ!」
得意げに笑うパイレーツの手をマジックはぱんて払い、しかし払うついでに握られた手は仕方ないので抓ってやった。
「……マジック」
「なンですかい瞬間湯沸かし器」
「何で俺はこうなる」
質の悪いスクラップが足元な呻くのに、マジックはいまそいつを強かにぶん殴った手をひらひらと振る。
「あンたが揉んだのは何だったか言ってご覧なさい?」
「ケツ」
「そいつと腰の間にゃあ、マリアナ海溝並みの深くて遠い距離があンですよ!」
「腰ならいいんか」
「しね」
思わず踵も落ちるってもんですよ。
2009/06/16 小説 Trackback() Comment(0)
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