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2018/07/19

8/7は!

バーナーの火!
じゃなくてバーナーの日!とか言われたら更新せずにはおられません。
しかし昨日(というか今日)知ったものでして、たいへん突貫作業でもうしわけありません。

短いのを二つ程つっこみます。

・バーナーマン+パイレーツマン
・バーナーマン+マジックマン

どっちもバナマジ前提ですけどわりと健z… あ、うーん
燃焼海賊は健全でもないかもしれないです。 ごちゅうい。
あと両方バーナーの日! な筈なのに気付いたら影薄かった… すまなんだ

リクエストは、も、もうすこしお待ち下さい!
お待たせして大変申し訳ございません。

また、いつもパチパチありがとうございます。数が増えたのは夏休みだからかしら…
嬉しいです。ありがとうございます。



◆バーナー+パイレーツ

「起きねえな…」

 完全に呆れたきった顔で、パイレーツマンはバーナーマンをつま先で小突いた。先ほどから十五分以上に渡って、呼べど揺すれど、殴れど踏めど、バーナーマンが起きる気配はない。
「…いっそやるか…?」
 短く独り呟き、パイレーツマンは太平楽に寝くたれているバーナーマンに向けて、リモートマインを投げるかどうかを迷った。流石にシャレにならないだろうか。
 しかしこの男が起きてこないことには、本日の業務に色々支障を来す。
 どうすっかな、独り言ち、パイレーツマンはもう一度バーナーマンを蹴り飛ばす。寝返りを打つだけで、やはり起きる気配はなかった。全く寝汚いにも程がある。
 無理に起こすのは骨が折れる、と言うよりは部屋が壊れるが、あまり派手に壊すとまたキングの説教とセルフ修繕が色々面倒だ。段々面倒に感じてきて、このまま放っておくという選択肢が頭を過ぎるものの、不意に思いついてパイレーツマンは咳払いをひとつする。
「ッンン! あー、あーあー、ンッホン、ゴホン」
 咳払いを繰り返しつつ、声帯の調子を整え、バーナーマンの聴覚センサーへ囁く。
『バーナー。…バーナー、起きて下さーい』
 果たしてどうかと、パイレーツマンは口元に手を当て囁く体勢のまま、バーナーマンの動きを見守る。今のは完璧だという自信があったのだが、件の手品師に動物レベルで気持ちの悪い執着を向けているバーナーマンのこと、もしかすると外しただろうか。
「…ゥう、」
 数拍の間を置いて、どんなにどつき回しても無反応だったバーナーマンが、眉間に皺を寄せて唸り声を上げる。完全な覚醒には到っていないようだが、確かに反応している。
 ははは。馬鹿だこいつ。
 内心で笑い転げながら、表面上はあくまでもニヤニヤ笑いで我慢する。
『起きて下さい、いつまで寝てるんですか。』
 調子に乗ったパイレーツマンは、控えめな手つきでぺちぺちと顔を叩く。僅かに眉間に皺を寄せたバーナーマンの鼻を押し、笑い混じりに揺さぶった。
『バー なっ」
 唐突に、がさつな手が伸ばされる。首根っこを掴まれて、一瞬首の管が絞まるような感覚がある。身を竦ませるまもなく、次の瞬間には鼻の下に噛み付かれていた。
 まだぼけていると思っていたバーナーマンだが、寝起きにしては俊敏だった。しかし、勢いがありすぎて、キスだというよりは殆ど頭突きである。パイレーツマンの電脳髄がぐわんと揺れる。
 振動にパイレーツマンが動けなくなった僅かな間に、頭をがしりと固定したバーナーマンは、鼻の下から唇を滑らせ、薄く開いた口へ器用に舌を差し込んだ。
 ぬるりと侵入り込んできた舌の感触に、流石のパイレーツマンも衝撃に戦いた。驚きで動けないうちに、頬壁を内側からなぞった舌が歯の根を探り、撫でるように絡ませてくる。
 案外と手慣れたものだと冷めた思考で気付くも、揶揄ってやろうという余裕が飛ぶほどには動揺していた。這わせた舌ごと口を吸ってくる様は言葉通り貪るように強く、パイレーツマンは求める力の強さを若干気味悪く思った。しつこい。というか、むしろこわい。
 自分のものとは違う、口内の補潤液の味が妙に生々しく、パイレーツマンは左手で思いきり胸を叩いて抗議する。結構な力を込めたにもかかわらず、めげずに角度を変え、しつこく貪ってくるバーナーマンに辟易して、パイレーツマンは殴る手を右手に変えた。
「イッ! いででででで!!!」
 フックアームでバーナーマンの頭部パーツを挟み込み、力の限りに締め上げる。さしもの馬鹿力もこれには堪らないと口を離してのけぞった。
「い、っで、え、………な」
 のけぞるバーナーマンに蹴りをくれてやって、パイレーツマンはそそくさと距離を置いた。現状認識の上手くいってない様子のバーナーマンが、信じられないものを見る目つきで見てくるのが鬱陶しい。それに関わる義理も感じなかったので、パイレーツマンは口の中の不快な味をペッと吐き出して口を拭った。
「ぅうおおえええェェエ!!!」
「ざけんな! オエーはこっちだ!!」


◆バーナー+マジック

 手のひらから、出すのだ。

 手のひらに収納箇所があるわけではなく、簡易発芽ツールの貧相な花(そうだとしても瞬間的にすぎる)ではなく、折り畳みの造花でもない。
 たった今、切ってきたばかりといったみずみずしい生花を、請われるままに、或いは請われもせぬのに、マジックマンは差し出して見せる。
 次から次へと、その掌から生えたのでは無かろうかとバーナーマンは訝る。そうでなければおかしいではないか。今まさに芽吹いたかのようなさわやかな緑、朝露に濡れたままの花びら。
「どうやってんだ、それ」
 バーナーマンは人間ではない。ロボットだ。
 手品が人間の動体視力をかいくぐって行われる、精緻な瞬間芸なのだとしたら、バーナーマンの目には明らかなはずだ。けれども実際の所、あらゆる所で慰安興業を続けてきたマジックマンの手管は実に鮮やかで、決定的な瞬間を同じロボットにさえ掴ませない。
「企業秘密です」
 何度見ても解らないと不満を露にすれば、マジックマンはそうでしょうとも、満足げに深くうなずいた。
「古今東西これほど鮮やかなマジックはそうそうお目にかかれませんよ」
「…本物だろ? その花」
「もちろんです。派手で良いでしょう」
 セオリーとしてはバラなんですがといいながら、オレンジと白に青みがかった紫の滲む花を次々出して見せ、最後に白いハンカチを取り出した。ただ見守るバーナーマンの目の前で、ハンカチを少しずつ丁寧に開き、ふわりふわりと動かす。
 ゆらゆらとした動きに焦れてマジックマンを見ると、目だけで笑った器用な同僚は、ご注目、おどけた仕草でハンカチを二度振ってハンカチを落とした。ひらり、床に落ちたハンカチをマジックマンが拾い上げると、突如ハンカチの下から大きな花瓶が現れた、と言うか、生えたように見えた。
 バーナーマンは穴の空くほどそれを凝視した。
「コレさっき廊下にあったやつじゃねえか!」
「はっは。いやあ、ホントに貴方はいい観客ですねえ」
 機嫌好くからからと笑って、不思議顔のバーナーマンにハンカチを渡すと、マジックマンは花瓶に花を活け始めた。裏表をためつすがめつ、畳んだり開いたりするバーナーマンを横目に、マジックマンはククと喉を鳴らす。
「さ、あなたキングに呼ばれていたでしょう。ついでに持って行って下さい」

 

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