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すべりこ み アウトオオオオオオ
ロックの日ごめんなさい
……本ジャンルをないがしろにした呪いだな、この滑り込みアウト…
ごめんなさいろっくのひ
色々考えましたがロックマンがまだ掴めません
そして2終了ちょっと後くらいでなんだか普通に会話しています
そのうち手直しするか下げるかします
「君は感情が随分細やかなんだね」
驚いたな、と言う口調は感心した風で、フラッシュマンは僅かに眉間に皺を寄せた。
「戦ってるときは分からなかったけど、表情もかなり豊かだよね? ああ、ほら、繊細に機能しているって感じかな」
「あんたもそうだろ?」
「僕は元々家庭用だもの」
そもそもの基盤が違うでしょうと言って、ロックマンはぱちぱちと瞬きをした。言われてみればそうだ。工業用タイプの中には家庭用に近く感情表情プログラムが細かいものもいるが、それはヒトとのコミュニケーションが不可欠だという理由からで、戦闘型として作られたフラッシュマンには、本来不可欠という程のものではなかった。
「部下と接するのに有効だ」
いいながら、ああ違うなとフラッシュマンは自分の発言を却下する。ロボット同士ならば、表情以外でもコミュニケーションのはかり方は様々存在する。そもそもメットールやテリーなど、表情そのものが存在しない機種も多いのだ。
だから、ロックマンのする緩急をつけての瞬きや、さっき自分がしたような眉間の表皮を寄せるようなやり方は、非常に人間くさい表現だった。戦闘型の自分に必要なのかと言われれば、確かに疑問を抱くのは自然だとフラッシュマンは納得した。
ただ、メタルよりも自分、自分よりもヒートやウッドたちと、徐々に細やかになる表情や感情のプログラムを見る限り、これはドクターワイリーにとってバージョンアップを拘る事象なのだった。ヒトに近づくにしろ遠ざかるにしろ、無機質なものが無機質なばかりでなく活動するために、父はこれが必要だと考えているのだ。
「誰と接するのにもいいんじゃないかなあ」
けろりと答える様子は無邪気に見えたが、視線が見守るようなもので、フラッシュマンは戸惑う。そういえばこれは、己よりずっと、長兄よりもずっと、兄である機体なのだったなと思い出す。
「…俺はあんたとコミュニケーション取りたいとは、さほど思わないんだが」
「異文化交流って大事だよ。楽しいよ。知ってるヒトとか好きなヒトとばっかり交流してたら刺激が足りないよ」
「異文化交流は大事だ。それは思う。しかし俺は刺激を求めない質なんだ」
言外に放っておけと答えると、ロックマンは行間を読ませる、という婉曲な表現にも感じ入ったようで、ほうと溜息をついてみせる。
「君は家庭に入ってもうまくやっていけるんじゃないかな」
「……たらしか?」
「うちに来てくれるんなら僕は歓迎だけど」
ぷろぽーずしたわけじゃないよ
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