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2019/08/24

食糧事情

日記で言い忘れてましたけど脱稿しましたイェアー
カット描くの大絶賛忘れててさっき慌てて案練り始めたとか秘密秘密ないなーい

携帯電話で会話しながら携帯どこだっけと探したり、イヤホンつけてないのに音楽再生して音がしないなと思ったり、最近ちょっとおかしい。
でも眼鏡かけたままメガネメガネはしたことないよ。
そんなことするヒトが居るなんて信じられないよね。都市伝説じゃないかな。
コンタクトつけたまま眼鏡かけたり、眼鏡の上から眼鏡かけたことはあるけどね。よくあることだよね。

本日の更新はアンソロ没案リサイクルです。
 没になった理由→フラッシュとスネークはちょっと目を離すと漫才を始めちゃって困る。

没案なので中途半端にぶちぎれています。

いつも拍手ありがとうございます。
ぽちりぽちりと頂いているのを見て、大変ほんわかさせて頂いております。
今後とも精進致しますのでよろしくお願いします。



 今日の任務はエネルギー工場の乗っ取りだ。

 人間だろうがロボットだろうが、食糧が無ければ動けないのは同じ、摂取するものが違うだけで、エネルギーが無ければ、いかな世界最強を謳うロボットであろうと、ガス欠で立ち往生するのは変わらない。
 ナンバーズ以外にも、それぞれの部下や整備ロボットなど、何かと大所帯であるワイリー研究所の消費エネルギー量は膨大だ。
 無論、基地内にもそれなりの規模を持った発電所と燃料工場はある。仕様に応じて、いずれの供給も可能な設備があるが、しかし、とてもではないが全体を賄い続けるには心もとない。
 基地自体を運営する電力も、ロボットが食う電力も等しく電力であり、防衛システムや迎撃システムが動く燃料も、ロボットが動く燃料も、等しく燃料だ。つまり、基地を動かすにも、研究所にいるロボット全体が元気に動き回るためにも、別口からのエネルギー確保は必要なのである。
 そこでこうして、フラッシュマンが直々に糧食泥棒と相成る訳である。米泥棒だとか野菜泥棒だとか、作り手の切実さに比して、何故かどことなく緊迫感を欠くというか、間の抜けた空気を催す単語ではあるが、北の土地ではマフィアが高級食材を密輸入したり取引の材料につかったりするというから、悪の団体だってエネルギー泥棒をするのである。

「…割にあわねえなァ」
 ぼそり、独り言ちて、フラッシュマンは欠伸をかみ殺した。本当に欠伸が出る理由もないので、恐らく気分的な問題だろう。
 フラッシュマンの役目は、夜陰に乗じての情報操作だ。
 工場からエネルギーをそのままお持ち帰りするのではなく、施設の流通経路を改竄してワイリー所有の工場へ流れ込ませるのが目的である。回りくどいやり方だという向きもあるが、クラッシュマンやクイックマンが派手に施設を襲う傍ら、こういった地味なライン確保も、今後更に規模が拡大していく中では重要だとフラッシュマンは考えている。
 しかし、狙いの工場が、非常にロートルな情報システムしか保有していないために、わざわざ足を運ぶことになってしまった。いつもならば、ネットワーク経由で三分と掛からない作業にも関わらず、だ。
  ついでに数台、防衛ロボットか哨戒機でも連れて帰らないとやってられねえ、ぶちぶちと文句を垂れ流しながら、フラッシュマンは火事場泥棒用に施設内のめぼしいアタリをつけ始めた。
 破壊工作や情報戦はいざ知らず、こうして潜んで待つ作業は、フラッシュマンはどちらかと言えば不得手だ、と認識している。
 フラッシュマンの仕事振りや部下への対応を知るものならば、彼はむしろ忍耐強いことを知っているので、その自己評価には意外であると思うかもしれない。
 確かにフラッシュマンは短気な性質ではない。
 機械に短気も暢気もないものに思われがちだが、感情回路を持たない機械ですら、その挙動には明らかに「待ち」を容認するものと排除するものの差がある。その中で言えば、比較的、良く耐えるほうであろう。
 しかし、フラッシュマンは臆病であると共に癇性な性質だ。それはフラッシュマンの底辺、ごく下層の領域に位置するもので、指揮官であり、部下を持つと言う責任感から、普段は意識的にも幾重にも隠し、抑圧しているものだ。だが、下層に位置する性格付けと言うのは、基礎として組み立てられた、元々の変え難い部分であり、どう隠そうとも、結局は尻尾を出すものである。
 ただただ暗がりに身を潜ませて機をひたすら待ち続けるというのは、想像以上に疲労するものだ。
 駆動音が響くのではないか、とフラッシュマンは努めて平静を装った。
 平常心を失って無駄な処理が増えれば増えるだけ、機体熱は上がり、動力炉が活発化して騒音に繋がる。コンピュータやテレビに電話、あらゆる通信機器が溢れている街中、工場地帯ならまだしも、周囲数十キロに渡ってまともな通信設備も整っていない山の中では、フラッシュマンのような精密機器の塊は見つけてくれと言わんばかりの騒音源である。
 何よりも己の動力炉を平静に保つのが寛容だとして、フラッシュマンは殊更にコアの挙動を安定させた。

「すみませ~ん」

 哨戒機と偵察機兵がどんな小さな異物も見落とさないと、目を光らせているなか、するりとフラッシュマンの後ろに影を寄せた機体がある。フラッシュマンは一つ舌打ちをして、その緑色の後続機を睨んだ。
「少しお時間宜しいですかァ」
「宜しくねえ」
 ふざけた物言いの後続機を、スネークマンという。フラッシュマンより三台後から始まる新シリーズ、その中の探査特化の新型機だ。生物模倣による様々な高感度センサーと、それを管理制御する能力によって、実に繊細で緻密な探査を行うと評判が高い、ワイリーシリーズとしても期待の新人と言って良いだろう。
 朗らかにすぎて胡散臭い感のある声は、薄く捉えどころが無く、ただするすると地を這って進む蛇の姿そのものだった。音声感知に引っかかりにくい話し方をしているのだと聞いたことがあるが、どこまで本当かは知れたものではない。
「ちょっとでいいんですけどぉ」
「はいちょっと。はいおしまい」
「今ァ、最前線で活躍中のロボット諸兄にアンケートお願いしててえ」
「物理的に最前線過ぎますよね?」
「あ、やっぱりそう思われます?」
 小道具のつもりなのか、クリップボードとボールペンを手にしたポーズで、スネークマンは不敵に笑う。
「E缶と定期連絡よこして失せろ」
 いい加減、小芝居には飽きてきたとフラッシュマンが視線をきつくするが、睥睨面なぞどこ吹く風とばかり、スネークマンはしれっと応えた。
「あ、アンケートにお答え頂いた方に粗品差し上げてます」
「救、援、物資! だろ、う、がッ?!」
 思わずボリュームを上げそうになったのを、必至で飲み込み飲み込み喋ると、自然とフラッシュマンの訴えは歯ぎしり混じりになる。掴みかかるのを堪えて悶える様が愉快であるのか、スネークマンの口角が複雑に歪む。するすると出入りする舌センサーが、温度と臭気から付近を警戒しているのだと知っては居ても、歪んだ笑顔と重なれば、傍目から見たそれは舌なめずり以外の何物でもなかった。
「救援物資は情報で」
「じゃあ情報よこせ」
「やだセンパイったらあたしのカラダだけが目当てなの」
「お前のカラダだけが目当てだから情報とE缶置いたらさっさと帰ってくれないかなまじで」
「はは、けだものッスね」
「あああうぜえええ話がすすまねええええ」
「あんまり大声出すと哨戒機が来ちゃうんじゃねっすかねぇ」
「誰の所為だろう…」

*****
タイムストッパーでさっくり済ませないのは、切り札的なものなのか、日常的に気軽に使えるものなのか(精度・コスト的な問題で)をまだ決め切れていないのと、新人研修とかいんじゃなーい?てなかんじで主導権をスネークに持たせたかったからのような気がする。
単純に忘れていた可能性を否定しきれないわけですが。
 

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2010/06/04 小説 Trackback(0) Comment(0)

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